■遠隔の不思議

以前、なにげなくテレビを見ていた時、画面に目が釘付けになったのを覚えています。

それは、東京大学大学院物理学科の研究員による量子間の相互作用についての実験と、実験が成功したというものでした。

その実験の内容とは、同じ物質から取り出した二個の粒子の一つを、互いに作用が及ばないほど遠く離し、一つの粒子に衝撃を与えると、遠くに離した同質の粒子もその作用を受け、衝撃が走るというものでした。この快挙は、アインシュタインが嫌った「不可解な遠隔作用」の実証となりました。

このことから、次のことがよく理解できます。子供に何かあった時に母親がそれを感じ取ったり、また、一卵性双生児の一方が怪我をすると、もう一方が同じ場所に痛みを感じたりなど。まさしくこれは遠隔ヒーリングの原理とも言えるのです。

今まで感覚的にしか捉えられなかった現象が現実となりつつあります。

魔法が魔法でなくなる時代に入ったのです。